星の瞳談義の幕間。

 どうやらかんでさんのエントリはまだ途中のようなので、相づちを打つ程度にさらっと書いてみます。

当初の構想では真理子が主人公だったそうですから。

 そうだったんですか。あれ、でもどこかでその話を聞いたことがあるような気もする。少女マンガ特有の各回冒頭の著者挨拶か何かで触れられていたんでしたっけ。

 いや、とにかく、構想段階のことを忘れて(知らずに?)いたので、衝撃でした。ということは、「星のかけら」という久住くんと香澄ちゃんの絆を示すアイテムは構想の初期にはなかったということになるんでしょうかね。すすき野原もないのか。話ががらっと変わりますね。

真理子は比較的に積極的に久住君へアプローチをかけようとします。しかし、香澄は、常に真理子を意識しながら、久住君への自分の想いを確かめていくことになるのです。

 この文を見て思い出したのですが、料理クラブで真理子ちゃんが窓の外の久住くんを見ながら料理をして沙樹ちゃんから怒られた直後に、香澄ちゃんも「なぜか」よそ見をしていて何かの分量を間違え、沙樹ちゃんに想いをさとられるというシーンがありましたね。このシーン、好きです。

 ほとんどの人がそうだと思うのですが、自分にとって重要なことほど口には出せなくなるんですよね。香澄ちゃんが久住くんへの想いを誰にも伝えられないように。