「ちはやふる」。

 マンガ「ちはやふる」にはまりました。はまったといってもまだ二巻までしか読んでいないのですが、はまりました。

 競技かるたのマンガで、要するに、かるた馬鹿たちの話ですね。いや、要約しすぎなんですが。

 で、内容の説明は面倒くさいので省くことにして、とにかく要所要所で泣けました。私は初期の「アイシールド21」と「おおきく振りかぶって」でよく泣いていたのですが、この作品も泣けますね。自分のサイトには、「勝負」と「チーム」というキーワードに弱いと書いたんですが、むしろ、「全力投球」的な何かに弱いです。平たくいえば、不器用でそれしかできないけどそれだけは誰にも負けたくなくて全力でとり組んでしまうとか、そういうのに弱いです。

 あの、実際の世の中は「○○馬鹿」が報われにくいのですが、なんで「○○馬鹿」が報われにくいんでしょうかね。

ちはやふる」の中にもちゃんと、「○○馬鹿はほぼ報われない」と分かっている登場人物が出てきて物語に奥行きを作っているわけですが、ふと周りを見回してみると本当に「○○馬鹿」が報われた事例ってないですね。いや、テレビの中にはたくさんいるわけですが。

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)

そんなことを言っていたら

 前回のエントリで、自分は体力がないから裁判員なんてとても無理、と書いたのですが、そうしたら本当に体調不良により欠席の裁判員が出たようです。

東京地裁(秋葉康弘裁判長)は3日目の5日、6人の裁判員のうち女性1人を体調不良を理由に解任

<裁判員裁判>裁判員1人、体調不良で交代 検察側が求刑

 今回は歌はなし。

裁判員。

 日本初の裁判員裁判が始まりました。ニュース記事を引用しようとしたら、なぜかすでに消されていたので何も引用しませんが、多分テレビとかで報道されていると思うのでテレビを見ている人の方が私よりも詳しく知っていると思います。

 で、ニュース記事を見て驚いたのが、裁判員候補者は午前中に集まらなければならないということですね。私は午前中は体力的に活動ができないのですが、そういう人はどうすればいいんでしょうね。医者の診断書とかを郵送すればいいんでしょうか。

 それから、午前中に裁判員を選出して、午後に裁判を実施するというタイムスケジュールも驚きました。私は一日三時間程度しか活動ができないのですが、そういう人はどうすればいいんでしょうね。医者の診断書とかを郵送すればいいんでしょうか。

 さらに、裁判が四日間連続というのも驚きました。私はどこかに一日行ったら二日は何もせずに休まないと疲れがとれないので、四日も連続で何かをしたら比喩ではなく入院してしまうことでしょう。裁判所は入院費用を出してくれるのでしょうか。

 というわけで、体力のない私には信じられない制度なのでした。

義務だとかいわれても無理ですよ この日程が無理 からだもたない

将棋と酒。

 将棋のタイトル戦にはスポンサーが必要なのですが、女流王将戦に新しいスポンサーが見つかって復活したようです。

連盟とサテライトカルチャージャパンが主催し、霧島酒造が協賛する。

将棋:女流王将戦が再開へ 霧島酒造が協賛

 というわけで、歌。

気前よく霧島酒造銭を出し釣りは要らぬと言われた気分

 文化を大切にする会社は好きです。

 将棋からは離れますが、赤字部門の文芸五誌を出している会社も好きです。文藝春秋社(文學界)、講談社(群像)、新潮社(新潮)、集英社(すばる)、河出書房新社(文藝)。

学識?

 大学の教授が、同僚の教授を中傷したとのことです。曰く、「学識が足りない」とか。

同じ学部の60代の男性教授について「学識が足りない」などと中傷する文書を作成し、教員や学生約30人に配った。

「学識足りない」と同僚の中傷文書配る 島根大が教授処分

 というわけで、歌。

論文が書けない人もいるんだし学識くらいどうでもいいよ

 私の知っている例だと、とある国立大学で、ある分野の看板を掲げておきながら、その分野で査読つきの論文を一本も通したことがない教授がいるので、まあ、日本にはそういう教授はごろごろいるんじゃないでしょうか。そんなことを指摘する文書を配布する必要なんてないでしょう。ちなみに、やっぱりそういう教授は修士の卒研を見る資格を与えられていないものだったりします(教授であるかどうかと修士の面倒を見られるかどうかは別の資格なのです)。実際には、別の先生の名義で修士の学生の面倒を見ていたりすることもありますが。まあ、どちらにしろ、大きな問題ではない。

ボーカロイドの発音はやっぱり聞きとれない。

 富士通が高性能の音声合成システムを作ったとのことですよ。

日本語独特の発話リズムを解析するための統計手法を新たに開発し、独自の発話リズム制御モデルを構築。各音の長さについて、肉声との差を同社従来技術と比べ3分の2に抑えたことで「1つ1つの音の長さのバランスが取れた、流ちょうな読み上げ音声を実現した」という。

「プロ品質の8割」に迫る音声合成技術、富士通研が開発

 というわけで、歌。

そんなにも自信があるならサンプルを公式サイトに載せておきなよ

 いや、ただ単に、今までの音声合成とそんなに差はないんじゃないかと推測しているだけなんですよね。CMOSとか大それた略称を使っていますが、ようするに良し悪しを人間の耳で何段階かで評価するというだけなので。

一度死んだ男。

 歌から入ります。

透明な存在として扱われ これでゲームの始まりですよ

 ニュースとしては、なんのことはない、役所の事務手続きのミスで生きているのに死亡していたことにされていた男性が憤慨したというだけの話なのですが、なんか少年Aを思い出しました。

大阪市内の無職男性(62)が定額給付金の支給の遅れを市に問い合わせた際、電話対応した臨時職員から「あなたは死亡したことになっている」と“死亡宣告”されていたことがわかった。

給付金問い合わせたら…「あなたは死亡している」

 「あなたは死亡している」というフレーズはインパクトが強く、きっと学校や職場に居場所が見つからない人はそんな気分なんだろうなとか思いました。多分、誰だって存在自体を否定されたら「ゲーム」を始めたくなりますよ。