悲しい幕開け。

 何か悲しい幕開けになってしまいましたね(涙)。

 西鶴さんが文句言いたげなので、クリスマスに関して、面白い話を一つ。

 現代日本では、しばしば、「クリスチャンでもない癖にクリスマスなんて祝ってどうするんだよ!」という意見が聞かれます。

 クリスマスをキリスト教徒の聖日と捉えるからそういう意見が出てくるわけですが、小西章子『イスラム・スペイン千一夜』によると、中世イスラムスペインでは、既にクリスマスを祝っていたそうです。

イスラム・スペイン千一夜

イスラム・スペイン千一夜

 当時のスペインはイスラム政権が支配していましたが、キリスト教徒も共存していました。だからこういうことが起こりえるんですね。

 そもそも、イスラム教徒にとっても、イエスは聖人の一人だといいます。イスラムキリスト教、そしてユダヤ教は互いに兄弟のような関係にあることがわかります。

 そういうわけなので、クリスチャンでなくても、堂々とクリスマスを祝いましょう。……話題変えますか(笑)。