鬼ごっこ。

 私と海燕さんが出会った頃、まだ海燕さんは大学生で遊園地だかなんだかの着ぐるみを着ていたりしていた。

 で、そのころの感覚をまだ自分は憶えていると思っていたんですけど、久々にログを読み返してみたら、結構忘れているなあと思ったんですよ。

 テキストタグ打ちで、掲示板が全盛期だったあの頃、すごく殺伐としていたのだなあと思った。いや殺伐は違うか。なんというか、刃物で斬りつけると鬼が交替する鬼ごっこみたいなのを続けていたのだなあと思った。

 楽しかったんですけどね、でも、もう鬼ごっこをするだけの気力はない。

 という内容のことを『NANA』のモノローグっぽく書こうと思ったのだけれど、さすがに気持ち悪いのでやめました。